「液体歯磨き」と「洗口液」は何が違う?
ドラッグストアで液体のお口のケア用品を見比べて、「液体歯磨きと洗口液は、何が違うのだろう」と迷ったことはありませんか。今使っているものについても、「すすぐだけでよいのか、その後に歯を磨くのか」と気になる方もいらっしゃると思います。
こんにちは。越谷レイクタウンの歯医者、レイクタウンデンタルケアクリニックです。
今回は、液体歯磨きと洗口液の違いから、容器の表示の見方、使い方と選び方まで順にお伝えします。お手元に商品がある方は、表示を見ながら確認してみてください。
目次
液体歯磨きと洗口液の違い
大きな違いは、歯ブラシで磨くことと組み合わせて使うかどうかです。液体歯磨きは、ペースト状の歯磨き粉と同じ「歯磨き剤」の仲間で、ブラッシングと一緒に使います。一方、洗口液は、口に含んですすぎ、吐き出して使う、歯磨きを補助するケア用品です。

| 比較する点 | 液体歯磨き | 洗口液 |
|---|---|---|
| 役割 | ブラッシングと一緒に使う歯磨き剤 | 普段の歯磨きを補助するケア用品 |
| 基本的な使い方 | 口に含んですすぎ、吐き出した後に歯を磨く※ | 口に含んですすぎ、吐き出す |
| 容器にある表示 | 「液体歯磨」「液体ハミガキ」など | 「洗口液」 |
※液体歯磨きには、口に含んだまま磨くなど、使用方法が異なる商品もあります。お使いの商品の説明に従ってください。
洗口液の「すすいで使う」という説明は、毎日の歯磨きを省いてよいという意味ではありません。まずは、商品の使用方法と、普段の歯磨きの役割を分けて考えておきましょう。
まずは容器の表示を確認して正しい使い方へ
見た目や容器の形だけでは、どちらのタイプか判断しにくいことがあります。容器の裏面などにある「液体歯磨」「洗口液」という種類の表示と使用方法を確認しましょう。
液体歯磨きは、すすいだ後のブラッシングまで
「液体歯磨」「液体ハミガキ」と書かれていたら、一般的には次の手順で使います。
- 表示された量を口に含み、指定の時間、お口全体に行き渡るようにすすぎます。
- 液を吐き出します。
- 歯ブラシで歯を磨きます。
すすいだときにさっぱりすると、そのままケアを終えたくなるかもしれません。ただ、液体歯磨きはブラッシングと組み合わせて使うものなので、すすいだ後に歯を磨くところまでを一つのケアとして覚えておくとよいでしょう。
洗口液は、すすいで吐き出して使う
「洗口液」と書かれていたら、表示された量を口に含み、指定の時間すすいでから吐き出します。液体歯磨きとは異なり、その商品の使用手順としてブラッシングは求められません。
歯磨きとの順番については、歯磨き後の仕上げとして使う方法と、歯磨きとは時間を分けて使う方法があります。洗口液は、どの商品でも必ず歯磨きの前や後に使うと決まっているわけではありません。
例えば、フッ素入り歯磨き剤と組み合わせる場合、歯磨き後に残った成分を洗い流さないよう、洗口液を使う時間を分けるよう勧められる商品があります。また、起床時や外出先など、歯磨きとは別の場面で使う商品もあります。
まずは洗口液の使用方法を確認し、併用する歯磨き剤の説明も参考にしてください。組み合わせに迷う場合は、使っているものを歯科医師や歯科衛生士に伝えると、ご自身のケアに合うタイミングを相談できます。
液体歯磨きと洗口液は目的と使い心地で選ぶ

使い方の違いが分かると、次は「自分にはどちらが必要なのだろう」と気になりますね。選ぶときは、どちらが優れているかではなく、今の歯磨きに何を求めているかを考えてみましょう。
使う目的と、表示された効能を確かめる
歯磨き剤を液体タイプに替えたいのであれば、液体歯磨きが選択肢になります。一方、普段の歯磨きに加えて口臭などをケアしたい場合は、洗口液を検討できます。両方をそろえることを前提にせず、今使っている歯磨き剤や、取り入れたい場面から考えてみてください。
そのうえで確認したいのが、「口臭の防止」「歯肉炎の予防」など、商品に表示されている効能です。配合成分や効能は商品によって異なるため、液体歯磨きか洗口液かという区分だけでは、自分の目的に合うかまでは判断できません。
また、今の歯磨き剤から液体歯磨きに替える場合は、フッ素(フッ化物)の配合も確認しましょう。フッ素入り歯磨き剤はむし歯予防に役立つため、形状だけで選ばず、これまでのむし歯予防も続けられるかを考えることが大切です。
刺激が苦手なら、無理なく使えるものを
使ったときのピリピリした刺激は、アルコールや香料などによって生じることがあります。刺激を感じやすい方は、無理せず、ノンアルコールタイプなど、お自身にあったものを使用するとよいでしょう。
歯医者からの一言
刺激がつらいときは我慢して使い続けず、成分や使い心地の違う商品を探してみましょう。
さっぱりした後も、歯ブラシと歯間のケアを大切に
液体のケア用品を使うと、お口がさっぱりして「きれいになった」と感じることがあります。ただ、その爽快感だけで歯垢が十分に落ちたとは判断できません。
歯垢は、歯の表面に付着する細菌のかたまりです。毎日のケアでは、歯ブラシで磨くことに加え、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間をフロスや歯間ブラシで清掃することが基本になります。液体歯磨きや洗口液は、それぞれの役割を理解して、このケアに組み合わせていきましょう。
まずは、今使っている容器に「液体歯磨」「洗口液」のどちらが書かれているかを見て、使用方法と普段の使い方を照らし合わせてみてください。新しい商品を買い足す前に、手元のものを正しく使えているか確認することから始められます。
選び方や組み合わせに迷うときは、使っている商品や容器の写真を、歯科受診の際に見せていただいてもかまいません。お口の状態と普段のケアを確認しながら、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきましょう。
埼玉県越谷市の歯医者、レイクタウンデンタルケアクリニックでは、予防歯科・定期検診を通じて、お口の状態に合わせたクリーニングや、ご自宅でのケアのアドバイスを行っています。毎日のケアを見直したい方は、お気軽にご相談ください。
