審美歯科(メタルフリー)
お口の中に入っている金属を取り除き、体に優しい素材(セラミック)にし、治療跡を目立たないようにする治療です。この治療は特殊な技術を必要とするため一般歯科では治療ができません。 専門医による、治療が必要になります。
オールセラミック、ハイブリッドセラミックなど。
歯科治療で使用されている貴金属(金、プラチナ)は体に比較的やさしい材料ですが、重金属(アマルガムなど)は環境汚染の原因となっているものもあります。たとえば、水銀などは、食物連鎖によりマグロなどに蓄積されているため、妊婦やその可能性のある女性や子供は摂取を控えるように厚生労働省から勧告が出ています。
口の中の金属は唾液、歯磨きによってごく少量ですが、溶出しています。
これらが体に蓄積されると、金属アレルギーや不定愁訴、皮膚炎、アトピー、老化などの原因の一つになるといわれています。

オールセラミッククラウン[被せもの]

歯を白くするだけではなく、歯並びも整えることができる方法です。歯の表面を削り、そこにセラミック(陶材)のみで作成したクラウンを被せて、歯の色・形・歯並びなどの審美的要素をトータルに修復、改善する方法です。セラミックの美しくすばらしい材質の特性を十分に活かし、本来の天然歯と同じか、それ以上の色調・形態を再現し、審美的効果が高い治療法です。
写真でお分かりのように、金属に光が遮断されないので、天然の歯のような再現が可能です。
特に前歯の様な審美性が問われる部分に最適です。
● 特徴
金属に遮断されることなく、光の透過性が天然の歯のように 再現できます。
金属を使用しないので、歯肉が黒ずんでしまうことがありません。
歯肉にとって有害な作用がなく、金属アレルギーの人にも最適です。
この方法によって短期間で歯列を整えることができます。
● 使用されるケース
歯が欠けたり歯の損傷が大きい場合
歯の一部が欠けてしまったり、歯の損傷が大きい場合に使用します。
欠けた範囲により、「セラミックラミネートベニア」を使用する場合もございます。
セラミック矯正を行う場合
歯を時間をかけて整えるのではなく、オールセラミッククラウンを被せて見た目を整える治療に使用します。
セラミックインレー / ハイブリッドセラミックインレー[詰めもの]
天然歯の歯と同じ色のセラミックの詰め物のことです。小さな虫歯の場合、その悪くなった部分だけを取り除き、その穴を綺麗に形成した上で、金属などで詰め物を行います。これがインレー法という施術です。最近では、既に治療済みの奥歯の金属色の詰め物を除去しセラミックインレーに詰め替える方が増えています。当クリニックでは、審美性を高めたセラミックを使用しております。
● 特徴
天然歯に合わせたカラーリングが可能なので美しく自然な仕上がりが期待できます。
虫歯の治療跡を手軽に目立たないようにできます。
金属によるアレルギーの心配もありません。

● 使用されるケース
虫歯で歯に穴が開いた場合
歯に開いた穴を埋める場合に使用します。
すでに金属の詰め物をされている場合
金属の詰め物の代わりにセラミック製の詰め物に替える場合に使用します。
セラミックラミネートベニア
歯の表面を「つけ爪」のようなものでコーティングしているものです。
当クリニックではセラミック素材を使用しており、変色しにくいです。
● 特徴
歯をご自分の好きな色調に変えることができます。
わずかな歯と歯の隙間であれば、改善することが可能です。
歯の形を部分的に整えることが可能です。
● 使用されるケース
歯が欠けた場合
歯の一部が欠けてしまった場合に使用します。(欠けた範囲にもよります)
欠けた範囲により、「オールセラミッククラウン」を使用する場合もございます。
※お口の中の状況によっては出来ない場合があります。